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まずはじめにみなさんに震災前にあった松原荘についてご紹介しますね!!


宮城県桃生郡河北町(現石巻市)長面に昭和40年に私の祖父である木下力(享年73歳)が創業

新北上川が太平洋に流れる河口に面した長面海水浴場のすぐのところにあり、店の名称にもある松原が一万本以上広がっております。この松の木を植えたのが私の曽祖父である木下政義(享年90歳)です。海水浴場には記念の石碑もありました。







最初は小さな民宿としてでしたが、海水浴場などへの観光客や会社の研修、地域の会合や宴会場
として利用の増加に連れ、徐々に増築などをして震災前では宿泊は60名、宴会利用では100名まで利用できる施設となっておりました。
祖父が自ら掘削した鉱泉も人気のひとつでして「みどりの湯」の名で親しまれ肌、関節痛に良いなどと効能もあり宿のウリのひとつでもありました。





周りの景色が素晴らしいものでした。大きなな北上川が海へとそそぐ太平洋に位置する追波湾、どこまでも続くような白く広い長面海岸の砂浜、山に囲まれで穏やかで水が透き通った長面浦、北上川の堤防沿いの長くつづくヨシ原、宿のなかのBGMとなる長面海岸の波の音、海から上がる朝日、山に沈む夕日などなどたくさんの感動をお客様に提供できてたと思います。

長くなってしまったので今回はここまで、次回は石巻、長面浦の食材などの魅力ついて書こうと思います。


松原荘 木下 智也